アミノ酸とBCAA

アミノ酸とBCAA

アミノ酸とBCAA

アミノ酸とBCAA

アミノ酸の中で、特に重要なアミノ酸は「BCAA」です。

 

 

BCAAとは、ロイシン、バリン、イソロイシンのことで、
この3つのアミノ酸は枝分かれした構造を持っています。

 

 

そのため、BCAAは分岐鎖アミノ酸とも呼ばれています。

 

 

BCAAの摂取タイミングとしては、トレーンニング前、中、後がいいでしょう。

 

 

BCAAの摂取量としても、トレーニング30〜45分前に5〜10g、
トレーニング時間が1時間以上ならばトレーニング中に5g、トレーニング後に5g程です。

 

 

◆BCAA(分岐鎖アミノ酸)の効果

 

@アナボリック作用

 体に取り入れられたタンパク質は、アミノ酸に分解され、
 色々と組みかえられて、筋肉や内臓を作ります。

 

 BCAAには、筋肉や内臓などのタンパク質を合成する能力、
 つまりアナボリック作用(同化作用)を活発にします。

 

Aダイエット効果

 BCAAには脂肪燃焼の効果もあります。

 

 特にお腹周りの脂肪燃焼に効果があります。

 

 また、お腹周りだけでなく、内臓脂肪も燃焼してくれます。

 

 その他、食欲を抑えてくれる効果もありますので、
 ダイエットをしている方には有効なアミノ酸です。

 

B覚醒効果

 精神を安定させるホルモンの「セロトニン」は、
 過剰に分泌されると疲労や眠気を増加させます。

 

 セロトニンは、アミノ酸の「トリプトファン」を材料にして合成されます。

 

 BCAAは、セロトニンの材料となる
 トリプトファンが脳内に入ることを阻害します。

 

 すると、脳内でのセロトニンの合成が減り、
 疲労感や眠気を軽減してくれます。

 

Cスタミナ向上効果

 BCAAは体内でエネルギーに変換される働きがあって、
 とくに、高強度の運動をするときに変換されやすくなります。

 

 また、グリコーゲンを留める作用もあり、
 運動後の疲労回復にも役立ちます。

 

D肝臓の強化

 体の疲れが溜まると、血中にアンモニアが増加します。

 

 アンモニアは、肝臓で解毒されるのですが、
 疲労の蓄積やお酒の飲みすぎで肝臓が弱まると、
 解毒されきれずに汗腺に放出されてしまうのです。

 

 その結果、汗にアンモニア臭が生じて体臭がキツくなります。

 

 BCAAには、そのアンモニア自体を減少させ、
 肝臓の機能を助ける働きもあります。