アミノ酸とアンチエイジング

アミノ酸とアンチエイジング

アミノ酸とアンチエイジング

アミノ酸とアンチエイジング

アミノ酸は、アンチエイジングに効果が期待できます。

 

 

アンチエイジングとは、「加齢(老化)に対抗・抵抗する」といった意味で、
加齢による身体の衰えや老化の進行をできる限り遅くすることです。

 

 

特に身体の衰えや老化の進行がすると、認知症、骨粗鬆症、
更年期障害、サルコペニア(筋萎縮)、老眼、難聴などの病のリスクが高まります。

 

 

中でも顕著なのが、老化すると筋肉の減少や筋力の衰えがみられることです。

 

 

老化におけるこの筋肉の減少は、「サルコペニア」と呼ばれ、
40代以降は、年1%の割合で減少し、50代以降は更に加速します。

 

 

サルコペニアは、広背筋、腹筋、膝伸筋群、臀筋群などのに多く見られるため、
立ち上がりや歩行が困難になり、老人の活動能力の低下の大きな原因となっています。

 

 

サルコペニアの予防や改善には、
筋肉を刺激する運動と、適切な栄養が欠かせません。

 

 

運動は、筋肉維持や筋肉増加に効果的な筋力トレーニングが最適です。

 

 

栄養面では、肉、魚、卵や牛乳、大豆などの
良質なタンパク質の摂取が推奨されています。

 

 

アミノ酸とアンチエイジングの対策

アミノ酸は筋肉のタンパク質を構成している栄養素ですが、
その中でも分岐鎖アミノ酸(BCAA)は筋肉に重要な成分です。

 

 

分岐鎖アミノ酸(BCAA)は筋肉を増加させやすく、
なおかつ筋肉の減少を防ぐ働きがあります。

 

 

分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、
ロイシン、イソロイシン、バリンで構成されていますが、
特にロイシンが筋肉の増加や維持に重要な成分とされています。

 

 

ロイシンを摂取すると、体内でKIC(ケトイソカプロン酸)にあった後、
HMB(ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)に変換されます。

 

 

このHMB(ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)は、
サルコペニアによる筋肉の減少を防ぎ、逆に筋肉を増加させ、
運動能力を高めることが知られています。

 

 

HMB(ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート) は、
摂取したロイシンの約 5 % が体内にて変換されるといわれています。

 

 

そのため、老化による筋肉の減少や、筋力の衰えに有効であるとされています。

 

 

老化によるサルコペニアに対抗するためには、
乳製品、肉、魚、卵、大豆などの良質のタンパク質の摂取と併せて、
BCAAなどのアミノ酸なども積極的に摂取しましょう。

 

 

このように、アミノ酸はアンチエイジングに不可欠な成分です。