アミノ酸の副作用

アミノ酸の副作用

アミノ酸の副作用

アミノ酸の副作用

アミノ酸はタンパク質の構成成分なので、
通常の摂取では副作用を起こすことはありません。

 

 

しかし、過剰摂取した場合、副作用が起こるケースがいくつかあります。

 

 

◆アミノ酸の過剰摂取による症例
・ロイシン

免疫力の低下や体重の減少。

 

・メチオニン

肝疾患の悪化・血中葉酸濃度低下、
白血球の増加・尿中カルシウム排泄の促進、
高メチオニン血症、動脈硬化、低血圧やめまい、嘔吐。

 

・スレオニン

胃腸障害、下痢、便秘、おなら、鼻汁、皮膚の発疹。

 

・トリプトファン

肝硬変・肝機能障害。

 

・フェニルアラニン

妊娠中の方は、先天性欠陥の原因になる可能性、
フェニルケトン尿症の方は、フェニルケトン尿症を悪化、
抗うつ薬などを服用されている方は、治療薬の効果がなくなってしまったり、
副作用が出てしまう恐れがあります。

 

・リジン

まれに腹痛や下痢。

 

・ヒスチジン

ヒスチジンは体内でヒスタミンに変換されるので、
過剰摂取はアレルギー症状を促進させる恐れ。

 

・チロシン

情動不安や不安神経症。

 

・グリシン

統合失調症の薬を服用している人は、
薬との飲み合わせが良くないため、
服用前に医師への相談が必要。

 

・グルタミン

便秘、口渇、吐き気、顔面紅潮。

 

・グルタミン酸

神経の高ぶりや神経症、幻覚や手足のしびれ。

 

・システイン

口渇、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛。

 

・アルギニン

胃痛、下痢。

 

・カルニチン

吐き気や嘔吐、胸焼けや胃炎、下痢や痙攣。

 

・オルニチン

胃痛、下痢。

 

・タウリン

吐き気、下痢。

 

・テアニン

排尿、下痢、不眠症、不安感、胸焼け、イライラ。

 

 

その他、アミノ酸の過剰摂取の副作用でよくあるのが、浸透圧性下痢です。

 

 

浸透圧性下痢とは、吸収されていない物質が、
腸の中に高濃度に存在すると、体液が腸内に侵入し、
腸内の水分量を増やし調節します。

 

 

アミノ酸のように、消化吸収が非常に早いもの大量に摂取すると、
腸内のアミノ酸濃度が急速に高まってしまい、浸透圧性下痢の原因となります。

 

 

浸透圧性下痢の場合は、急速な摂取が原因の場合が多いので、
アミノ酸を摂取する場合に、少量に分けての摂取がいいでしょう。