アミノ酸とは

アミノ酸とは

アミノ酸とは

アミノ酸とは

アミノ酸とは、タンパク質を構成する最小の成分のことです。

 

 

アミノ酸は全ての生命の素で、地球上のあらゆる動物や植物も
アミノ酸が作り出すタンパク質から出来ています。

 

 

体を構成している細胞や、DNAもアミノ酸から作られています。

 

 

アミノ酸は、現在確認されているだけで、約500種類ほどあります。

 

 

その中でも、人体を構成しているアミノ酸は約20種類です。

 

 

その20種類のアミノ酸のうち、人の体内で合成できるアミノ酸が10種類です。

 

 

残りの10種類の合成できないアミノ酸は、
「必須アミノ酸」と呼ばれ、食事やサプリメントで摂取しなければならないのです。

 

 

必須アミノ酸が不足すると、疲労の回復や、
体組織の回復がうまくできなくなり、いろいろな病気の原因になります。

 

 

必須アミノ酸は、普通に食事している場合は不足することはありませんが、
食事制限している人や偏食の人、高齢者は不足しやすいでしょう。

 

 

◆必須アミノ酸

 ・ロイシン

 

 ・イソロイシン

 

 ・バリン

 

 ・メチオニン

 

 ・スレオニン

 

 ・トリプトファン

 

 ・フェニルアラニン

 

 ・リジン

 

 ・ヒスチジン

 

◆非必須アミノ酸

 ・グリシン

 

 ・セリン

 

 ・グルタミン

 

 ・グルタミン酸

 

 ・プロリン

 

 ・チロシン

 

 ・システイン

 

 ・アラニン

 

 ・アスパラギン

 

 ・アスパラギン酸

 

 ・アルギニン

 

 

また、各組織にはタンパク質だけではなく、タンパク質が分解されたアミノ酸や
新しいタンパク質を作る為のアミノ酸が常に体内に存在しています。

 

 

これらのアミノ酸は、体内でプールされていて、
アミノ酸の在庫みたいなもので遊離アミノ酸といわれます。

 

 

遊離アミノ酸は、肝臓や筋肉などの組織に限らず、
血液中にも多く存在し、常に体内を循環しています。

 

 

どこかでアミノ酸が不足すると、
血液中のアミノ酸をとりこんでタンパク質作りの材料にします。

 

 

反対に、各組織でアミノ酸が過剰になると、血液中に遊離アミノ酸として放出します。

 

◆遊離アミノ酸
・テアニン

お茶の成分に多く含まれるアミノ酸。
リラックス効果やストレス軽減効果、精神安定や疲労回復などの改善、
血圧を下げる効果、脳血管障害に対する効果も報告されています。

 

・タウリン

心臓や骨、筋肉や目などに含まれているアミノ酸。
血糖値や血中コレステロールを下げる働きや、
糖尿病予防、不整脈の改善などに効果があります。

 

・シトルリン

抗酸化作用や動脈硬化予防、血流の改善などの効果があります。

 

オルニチン

しじみに多く含まれる成分。
肝臓の機能の改善、疲労回復に効果があります。